マクドナルド残業未払いの実態

今日のニュースで見たこの日本マクドナルドの残業未払いの実態。

東京地裁の斎藤巌裁判官は「店長は管理職に当たらない」として
残業代など約７５０万円を支払うよう同社に命じたこの事件は
他の企業にも大きな影響を与えるかも知れませんね。

社会的な影響も大きいな、これは。
日本マクドナルドだけではない、他の企業からも耳にする
この不正は企業体質を変える意味で声を上げて欲しい、そう思います。

月に１００時間を越える残業、しかも人件費削減のシワ寄せは
店長である高野広志さん（４６）にも重く圧し掛かり、店長業務以外に
接客や調理など複数の業務までこなす事となっていたそうです。

そもそも管理職は勤務時間を自由に設定でき、地位に見合った
収入があるからこそ残業手当が無いものなんですね。

言わば年がら年中働いても、午後から出社してもいいが
それなりの責任、判断、権力、収入も有るって事です。
だからこそやりがいも充実感もあるものでは？と思います。

重圧こそあるが、一般社員と同じ事以外にも店舗の長たる仕事も
こなさないければならないにも拘らず、賃金の差別や手当ても
全く付かないのはどうか？
信じられない事をこんなメジャーな企業もしているとは、がっかりです。

裁判長もそう判断している以上、余程な事なのでしょう。

マクドナルドは店長以上の管理職も同じなのでしょうかね？
店長の日常管理（業務内容、健康管理、労働対価等等）を
きちんと把握出来てなかったのだろうか？
それとも理解した上で何も言わないからほっといたのでしょうか？

ニュースを聞いて、期限切れを平気で販売していた事も
頭に浮かび、管理も杜撰・・・いや知っていたのであれば
余程罪であると感じました。

以前からこんなニュースを耳にした事ありますが、名の知れた
企業ですからねぇ、日本マクドナルドは。

しかし、７５０万の支払いって・・・
平成１１年に店長昇格・・・現在平成２０年。
その間、大変な苦労、心労、肉体や精神的な苦痛を
受けながら耐えて来たんですね。
よく、今まで辞めずに頑張りました、立派だと思います。

そこまでタダ働きを強いられていたとは驚きです。
月１００時間超え・・・実際はもっとしているのでは？
そう思えて仕方ありません。

会社のため、自分の受け持つ店舗のため、家族のため
一生懸命頑張って来たことと思います。

身も心も疲れ果てて、病気になったら、はいサヨナラ。
以外にも病気や怪我をしても会社は冷たいもの。

またしても考えさせられるニュースでした。

これから日本マクドナルドも不服として裁判で争いを
始めると思いますがこのまま高野さんが勝訴して欲しい、
そう願います。