察が作った暴力団対策ビデオを、「組員の子どもに対するいじめの可能性」を
理由に、教育委員会が中学・高校では上映しないと決めた。
と読売新聞は報道、しかし朝日新聞では「北九州市教委は23日、
『中学校や高校の教職員研修に活用する。生徒に鑑賞させるかどうかは
各校の判断にまかせる』との見解を明らかにした」 と書いている。
この論争になっているビデオは通常1000万円ほど掛かる制作費を
現役の警官などを中心に≒30万程度に抑えて製作された思いのこもった
ビデオに仕上がっているそうだ。
作成は福岡県警でビデオのタイトルは「許されざる者」。
暴力団の勢力拡大を食い止めるために、2006年6月から7月にかけて制作。
同県北九州市には、指定暴力団「工藤会」が本拠地を置いており、同会は、
他の暴力団と比べても凶暴だとされる。
銃撃事件をたびたび起こしたり、店舗に「みかじめ料」を要求するなど、一般市民にも
被害を与えてきた。
これを受けて、県警では06年4月には捜査員の数を100人から700人に大幅増員、
組織の壊滅を目指し、それでも同会の構成員数は微増し、その理由を探ってみると、
「若手の組員が、地元の非行少年をリクルーティングしている」らしいことと、
「若者が、何となく『ヤクザは金になる、かっこいい』というイメージを持っている」
らしいことがわかった。
そのために、ビデオを製作し各地を回ったり鑑賞して貰いながら
犯罪抑制や加入防止に役立てたいという意図が福岡県警にはある。
いろいろ、意見もあるようだが若い人たちに暴力団の実情を
実際に見てもらいどんな意見を持ったのか?
「ヤクザはかっこいいと思っていたが全然そんなこと無いことが分かった」
と感想を述べるなど製作者側の狙い通りの反応のよう。
生徒たちの将来を思い、加入阻止や悪影響を及ぼす事を防ぐ目的としているが
学校側ではヤクザの父親からのクレームや係わり合いを持ちたくないという
考えがあるとの事だ。
ヤクザもだが、普通の人でも普通ではない人が多い世の中なので
別のタイトルでも出してみたらどうだろう?
いろんなジャンルがあればそれなりに需要がありそうだと思うのだが・・・。